「よもぎ」ほど身近な野草はありません。とにかく強い植物で、田んぼの畦や土手、道端や庭、陽の当る所ならいたるところに自生しています。
草餅の材料として親しまれ、春、他の草よりも一足早く伸びてくるよもぎを、おばあさんたちが土手に座り込んで摘んでいる風景が思い出されます。 摘んだよもぎは茹でて乾燥させて保存し、その年一年間の草餅の材料となるのです。
怪我をした時、よもぎを揉んで血止めや消毒に使いました。虫さされのかゆみ止めにも使いました。
よもぎにはたくさんの有効成分が含まれており、数々の効能があります。
整腸作用が大きく、便秘に良い。胃腸を強化する。血液を浄化し、血行を良くする。アレルギーや高血圧にも有効…等々。
よもぎは本当に役にたつ植物です。
食材としてもいろいろと利用できます。若芽を天ぷらにしてもおいしいですが、なんといってもよもぎ餅。よもぎのコクと香りが何ともいえずおいしいものです。